オーダーメイド。


個展を、するとき。
必ず、小さなポストくんを、置いています。
いただいた、お手紙は、私の、なによりの、支えです。

私は、会場にいられないことも、多く。
みんなみんなには、会えません。

ですが、私は、会えなくとも、私の絵は、会ったのだと、思うと。
胸が、熱くなって、苦しくなって、涙が、滲みます。

いただいたお手紙の中には、自分のことを書いてくださる方も多く。
私は、絵を見てもらっていながら、絵を通して、私もみなさんを見れているのだと。
そう思えば、また、熱く、苦しく、涙が、出ます。

お手紙に書かれた、言葉に、直接、言葉を返せない場合も、多くあり。
そのたび、いつも、どこか、もどかしく、感じていました。

だけど、その歯がゆさの中、気がついた事は。
その言葉は、私ではなく、私の絵に向けられたものだということでした。

私の絵は、私の絵であり。
決して、私では、ありません。

だとしたら、たとえ、もし、私が、何もできなくとも、私の絵なら、何か、返せるかもしれない。

返したい。

そんな風に、思うようになりました。



絵のオーダーメイドを、始めます。

お話を、しましょう。

出来事、考えていること、悲しかったこと、楽しかったこと。
なんでも、かまいません。

私の絵が、お返事をします。



お値段は、一万円で、原画を、お渡しします。

詳しくは、直接、ご連絡ください。


mail → yamayuri521@gmail.com


どうぞ、よろしく、お願いします。



山本ゆり子